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　小林秀雄の「感想（ベルグソン論）」は、1958年5月から1963年6月まで計56回に渡って雑誌『新潮』に連載されたものの、ついに未完のまま打ち切られ、単行本にも全集にも収録されることもなく残された問題のテクストです。

　なぜ小林秀雄はこのテクストを完成させることができなかったのか、このテクストの可能性はどんなところにあったのか、そして小林秀雄が生涯抱き続けたベルグソンへの敬愛というものの内実はどんなものであったのか等々について考えながら、連載第１回から「感想」を読んだ感想をゆっくりとつづっていこうと思います。はい、亀の子のようにゆっくりと。（2000.2.9記）

　

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　最新の更新　2000.3.10

　

【追記】

　

2000.2.14

小林秀雄研究者のauteur氏と隔週月曜日に「感想」の読書会を行うことになりました。今後一年間で、「感想」の問題点をチェックし、註釈をつける作業をしていく予定です。